医学部&東大専門塾 Quest

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高校部のご案内

 

パーソナルクエスト(個別指導)のご案内

パーソナルクエスト(個別指導)のご案内
6年一貫制の私立高では高校入学時において、数学は数IIBまで、物理・化学も力学や酸化・還元までの知識を身に付けている生徒が多数存在しています。医学部や東大に合格するためにはこうした学力の持ち主と渡り合っていかねばなりません。彼らに対抗し、3年間で医学部・東大に合格する唯一の方法は個人指導と集団指導を適切に組み合わせることです。特に「やる気のある」高1の1年間のうちに、理数の「進度上の遅れ」を挽回するカリキュラムを作成し実行することです。
高校生活は青春の貴重な一部ですから、学校行事に加わり集団生活を楽しむ時間、エネルギーを確保することも大切です。受験と青春のバランスを取り、最後に笑うためには、個別指導を活用し英語、数学、理科という基幹科目の学力を高めるべきです。真のエリート教育は今から開始すべきだと考えてください。クエストはそのご要望にお応えします。

塾長からのメッセージ

受験準備にはあまりにも短い高校3年

高入生(高校受験での合格者)にとって大学受験は鬼門です。ただでさえ短い3年間に、クラブ活動や新しい友人との出会いがあり、他方で高度な内容の履修、受験が待ち構えています。とくに6年制一貫校にご入学される場合は既に3年間在校している同年の友人たちの進度に合わせるべく、かなり無理なスケジュールが組まれていることがあります。
受験の成功はこの「ハンディ」を直視し、克服し、逆に「チャンス」に変えることにあります。クエストでは高入生を支えるための、各高校の特性・進度を考慮に入れたカスタマイズされたカリキュラムを準備し余裕を持って追いつき、追い越す学習指導を行います。半ば大人になりかけた君が医学部・東大の現役合格を目指す場合には高校3年間をどのように組み立てていくかがカギとなりますが、クエストはこのカギを提供します。

受験を学問に高め、思考力や創造力を伸ばす

ここで、クエスト設立の経緯についてお話しします。
20年前の大学受験勉強は、学校も塾も知識の量を重視した詰め込み型の教育が主流で、当時大手予備校に勤めていた私は、そうした指導に「はたして、大学受験のためだけの勉強、入試対策だけの勉強をするだけでよいのであろうか」という疑問を感じていました。そこで「大学受験を単なる受験で終わらせることなく、高校3年間の間に、将来につながる学問の種を根付かせたい」との思いをもってクエストを設立したのです。

しかしながら、大学入試で求められることと、中等教育で学ぶことに隔たりがあるのかと言えば、そうではありません。医学部や東大など最難関大学の入試では、知識そのものはもちろんですが、それらの知識をいかに使いこなすかという応用力や、物事の本質を考察する思考力が問われます。「答えのない問題」といわれる出題は近年、その頻度も配点も増しています。つまり、知識があっても発想力や想像力がなければ難関大学を制するのは難しいのです。そして、そうした教育は受験直前期だけでできるものではなく、高校3年間を使ってしっかりと育むべきことなのです。私どもは、高校3年間に、将来の学問のために必要な勉強法や適切な学びの場を与え、最難関大学進学、さらに優秀な人材の育成という結果につなげたいと考えています。

より高度な教育を目指す私どもの視点から見ると、学校だけではそうした教育は難しい、と考えます。中学受験や高校受験で一生懸命にがんばって進学校に入学されたお子さんや保護者の方には耳の痛い話かもしれませんが、進学校の学習進度は早く、本質的な学問の目をじっくり育む環境としては十分とはいいがたいでしょう。また、大学に入ってから伸び悩む人もたくさんいるというのが現状です。

名門校に合格したという甘い考えが一番危険!

せっかく頑張って入学されたのに申し上げるのはつらいのですが、実は、高校に入学すると、質の高い受験勉強を妨げるような誘惑が目白押しで待っています。新しい人間関係、クラブ活動、学校行事、受験に関係ない多数の科目の授業・宿題と中間・期末テストなど、日々の課題に追われ、結局は受験に適切な対応が取れずに大学受験に向かいます。高校によってはさらに中入生(中学受験での入学者)に追いつくという学校側の無理な課題を突き付けられ、多くの生徒がいびつなカリキュラムをこなしていかなくてはなりません。
そんななか、「自分は○○高校に合格した(在籍している)のだから、東大理Iくらい、少なくとも医科歯科や千葉大医くらいは合格できるだろう」という甘い考え方が、一番危険です。進学校の多くは「天才のみ花が開く学校」であり、医学部・東大志望者の半数以上が浪人するのが現状です(ある名門女子進学校では、医学部志望者は約40名、現役合格者は数名です)。特に高入生は、難関大学受験では不利な立場であると言わざるをえません。

現役合格のために必要なこと

指導開始までの流れと、カリキュラムについて、新高1のお子さまを例にとって説明します。
クエストでの学習は、英語と数学が中心の「個別指導」になります。入塾の際にはカウンセリング(面接)とテストを行います。カウンセリングは個々の能力や到達度、学習への熱意などを把握するとともに、「この子にとって今、何が必要か、何が欠けているか、それを補うにはどのようなカリキュラムを組んだらよいか、そのための先生はどんな人がよいのか」を考えるためのものです。一人ひとりに対し、その子に合ったカリキュラムを構築し、提案します。それを本人も納得したうえで初めて指導に入るという流れになっています。

生徒一人一人に応じたカリキュラムが編成されるのです。そのカリキュラム作りの中で最重視しているのは、高校の学習範囲をこなしつつ、レベルの高い演習を進めていくことです。生徒の解らない問題を把握し、質問し、表現させていく形態のフェースツーフェースの指導が大切です。こうした真の実力は、集団授業に任せるだけで達成できるものではなく、高校時代の3年間を使って、しっかりと育み、鍛えるべきことなのです。
私は、お子さまの高校時代に、受験のために必要な勉強法や適切な学びの機会を与え、最難関大学進学を達成しつつ、困難な状況に対応できる力を持つ優秀な人材へと育成すること目指したいと考えています。

高校生と保護者の方へ

最後に、これから中学生・高校生になるお子さんと保護者の方へのメッセージです。
高校3年間の時期をどのように過ごすか、どのような学びに出会い、導かれるか。クエストは大学受験を学問に高め、個々を競わせるより、個性を尊重し、一人ひとりの能力を「育てる」ことを大切にしています。
ぜひ一度、塾長カウンセリングを受けていただきたいと思います。

【「さぴあ」(サピックス小学部発行)掲載の記事に、加筆補正しました。】

英語 個別授業パターン例

英文和訳演習

英語のパーソナルクエスト(個別指導)では、オリジナルテキストや市販教材等を用いて、一人ひとりの状況に合わせた授業を行います。「英文和訳演習」の授業では、授業前に生徒が作成した和訳答案に対して、講師が丁寧に添削をして、課題点を指摘して練習問題を与えます。和訳や英作文は、独学や集団授業では力がつきにくく、個別指導が威力を発揮します。

長文読解

多くの理系受験生が苦手意識を持つ長文読解では、医学部入試で頻出の「医系長文対策」などを行います。ターミナルケアやiPS細胞などのトピックを扱った文章に慣れ、英語で点数を稼げる理系受験生を目指します。

東大英語

要約・自由英作文・リスニングなど「何でもアリ」の問題を、短い試験時間で解答しなければならない東大2次英語。合格者によるハイレベルな解説・添削を繰り返すことで、記述力・読解力を身につけます。
自由英作文では、言いたいことを英語で表現するための練習を行います。現役生の語彙力は一般に乏しいですが、パーソナルクエストで鍛えられた現役生は、高い表現力で英語を使いこなせるようになります。
まずは、添削指導を受けてみてください。

数学 各高校のカリキュラムと受験対策アドバイス

高2で中入生と同一クラスになるタイプ(高校入試も実施する男子進学校)

高2から数IIIの授業を受けるため、数学は1年間で数IA、数IIBをこなす苛酷なカリキュラムが待っています。その結果「放っておいてもできる」生徒のみが「何とか追いつく」だけで、多くの生徒は数学に深刻な課題を抱えるようになります。仮に数学は何とかなっても、他科目(例えば国語・理社)が壊滅的となります。その結果センター試験で失敗し、現役で国立医学部に入るのが難しくなる人も出ます。もともと優秀でかつよく勉強する生徒なので大変「もったいない」「惜しいな」という気がします。塾長自身も開成卒なので、高校から入学して数学で苦戦した友人を何人も見てきて、そう思っています。超速進度のカリキュラムを支える個別指導が必要です。

高3で中入生と同一クラスになるタイプ(高校入試も実施する女子進学校)

高2の後半から数IIIが始まります。その意味ではやはり多少早い進度となり、特に数IIIを苦手とし、数学が躓きのもとになる生徒が続出します。授業は大変よく練られてはいますが、1クラス50人弱の詰め込みですから先生がどんなに頑張っても受験レベルには達しません。実際、医学部“希望者”が数十名いても、現役医学部“合格者”はほんの数名というのが実情です。有名女子高の早慶進学者が多いのもこの点と関連します。数IIIを高2夏から開始し、高3になる前に仕上げておくカリキュラムがお勧めです。

高1から中入生と同一クラスになるタイプ (高校入試も実施する国立附属・私大附属、あるいは公立高)

大学附属校であれば(特に名門私大)、他大学受験を高校自体が嫌います。ただでさえ難しい大学受験であるのに、さらに制度的に、教師・友人が大学受験を考えていない以上、受かるはずもないのは当然です。大学附属高から医学部に1人差で内部進学できなかった生徒が、センター試験では80%しか取れなかった実例があります。彼は1年間クエストで学び千葉大医に進学しました。  一方、都立高はそもそも「4年かけて大学進学」という考えが強く、現役進学という強い決意の下、早期に受験シフトのカリキュラムを立てて実行することが大切です。 国立附属高は生徒自体が非常に優秀ですが、数学についてはライバルの6年一貫制私立高と比較すると、授業の進度は遅いです。これによって生徒の優秀さが相殺されて、結局は最難関大合格を逃す傾向が高いと言えます。自主独立心は高いですが、本人に任せっぱなしでは最終的には痛い目に遭うでしょう。受験に関する的確な助言と指導が必要です。以上、このタイプの高校生は持って生まれた才能を活かすべく、周囲に流されずに数IIIを高2までに終えて受験体制に持っていく必要があります。
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