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医学部合格体験記【日本大(医)合格】K. M

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医学部合格体験記【日本大(医)合格】K. M

2022 K. M (日本大学[医]合格)

思うように成績が伸びないことも多く、つらかった浪人生活でした。
ですが逆に、浪人したからこそ、客観的に自分を見るということを得られました。
以前は、自分に何が足りないのかという自分の状況が、全く客観視できていませんでした。正しく勉強を進めていくと、間違いに気づくことができました。それに気づくことができたタイミングで、成績が伸びないという問題は解決されました。
 
多浪するのには、ちゃんと多浪する理由があります。それは浪人を重ねているときに先生から指摘されているのですが、自分でそこに気づけずに先生が言っている意味が分かっていないと、改善しようがありません。
僕は時間がかかりましたが、自分の足りないところを気づけて直すことができたから、合格できたのかなと思います。
 
特に問題だと思うのが、「できたふり」だと思います。妥協とか惰性で勉強を終わらせるのではなく、本当に理解して、人に教えられるレベルに高めていくことが大切です。
そこを自分の中でガラッと変えて、客観的に見ることができたから、合格という結果が出たのだと思います。
 
私の苦手科目は英語でした。最初の、中学の頃から苦手でした。単語や表現を覚えるのが楽しくなく、「後でいいか」というのが積み重なっていきました。
英語には秘策があるわけではなく、泥臭く、基礎的に、SVなどの構造を理解して体系的に読んでいく必要があります。長文の途中で文の意味が分からなくなったら、Sはどれ、Vはどれ、that節はどう、というふうに丁寧に読んでいくことが大切です。
私はこのクセ付けがずっとできなくて、知っている単語があったらそれをつなぎ合わせて、それで自分でストーリーを作り上げて理解する、という間違ったやりかたで進めていました。
それを河井先生に指摘されて、「ちゃんとやれ」、「一気に訳そうとするな」、と言われ続けました。
そうやって、東北医科薬科大のような長い文章を読むときに、Sはどれ、Vはどれ、と丁寧に読んでいくことができました。
 
私は、大手予備校と、個別塾に通っていました。
大手予備校は質問の時間が取れなかったり、人数が多くてなかなか友達ができなかったりしました。
一方で個別塾は、周りの人達が見えないから、自分が今どの位置なのかが全く分かりません。今のペースで大丈夫だと言われて、そのまま進んで、そして落ちる。
やはりライバルが程よくいる環境がいいと思います。
 
クエストでは、数学の復習ノート添削があります。「なぜその思考・解法に至ったのか」という部分を復習ノート添削でちゃんと指摘してくれて、自分が見落としていた点を分からせてくれます。
やはり数学は完璧に理解できていないと、初見の問題は解けません。
授業で扱う問題も適量だったので、いいペースで進められました。
 
個別指導の吉岡先生は、自分が「これを勉強したい」といえば柔軟に答えてくれる先生で、「ここがわからないから練習したい」といえばプリントをたくさんくれました。意欲がある人には、どこまでもやってくれる先生です。
英語の河井先生は、私の癖を何回も何回も、直るまで指摘し続けてくれました。一人一人に、「君はこれが足りない」というものを凝縮したプリントを用意してくれました。ここまでしてくれる先生はすごいと思います。
 
化学は、集団授業でありながらも一人一人に対してすごく目が行き届いている、と感じました。
受験化学は高得点勝負です。浪人生は知識が確立しているので、あとはいかに限られた時間の中で正確に解けるか、というのが理科は重要になると思います。化学では毎授業の小テストでそれを鍛えてくれています。思わぬ失点を防ぐためには、すごくよかったです。
 
最後に、医学部受験に臨む方に。
きちんと気構えている人は、そのスタンスを忘れずにいてください。
現役の時の私のような人は、そんなに甘くないぞ。思った以上に道は長いぞ。
ミスや失敗にはちゃんと原因があるから、そこを直さない限り、医学部受験に限らず、何事もうまくいきません、ちゃんと、何がダメだったのかを見る目、客観的に自分のことを分析して、改善していく、そういった心がけを忘れないことが重要じゃないかなという気がしています。
 
ありがとうございました。

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